主治医は8年間、私の線維筋痛症の痛みを麻痺させ、それを「痛みの緩和」と呼びました。なぜ良くなるどころか悪化していたのか、その理由を教えてくれたのは睡眠専門の神経内科医でした。
何かを売るためにこれを書いたのではありません。書いたのは、私が 8年間 、主治医から渡される薬をすべて飲み続けた末に、 線維筋痛症が毎年確実に悪化していったからです。
少しではありません。数値で測れるほど、証明できるほど、 恐ろしいほど悪化しました.
もしあなたが線維筋痛症で、寝る前より疲れて目が覚め、床に足をつける前から痛み、何時間眠っても午前中には頭に霧がかかっているなら、睡眠専門の神経内科医が私に言ったことを聞いてほしいのです。
それがすべてを変えたからです。
始まり方は、多くの女性と同じでした。
始まったのは36歳のときでした。 ひどいインフルエンザにかかり、それが治って二週間経っても、痛みだけは消えませんでした。肩、腰、手、全身、ずっと。誰にも見えない車に轢かれたような感覚です。
私は教師です。結婚していて、子どもが二人います。 やるべきことはすべてやりました。毎朝ストレッチをして、冷やして温めてまた冷やして、小麦を抜き、痛みが強く出た日をノートに記録しました。
何ひとつ意味がありませんでした。体はただ、 痛むことをやめてくれませんでした.
最初の医師はストレスのせいだと言いました。血液検査は異常なし。甲状腺、膠原病、関節リウマチと検査を追加しても、すべて正常。紙の上には何も出ないのに、瓶の蓋すら開けられない朝がありました。
その病名を口にする人が現れるまで、四か月とリウマチ専門医が必要でした。全身18か所を押され、11か所で思わず身をすくめるほど痛み、こう言われました。 「これは線維筋痛症です。治す方法はありません。症状を抑えていきましょう」 それが、この先8年間、毎晩私を鎮静させ続けるという意味だとは、まだ分かっていませんでした。
だから私は、同じ立場の女性なら誰もがすることをしました。主治医のところへ行き、こう言ったのです。 「この痛みを乗り切れる何かがほしいだけなんです」
医師はうなずき、処方箋を書きました。
その夜が、私の体が本当の深い睡眠を得た最後の夜でした。そのときはまだ、知りませんでした。
試したすべて。どれも効きませんでした。
八年。薬剤師さんは私の子どもの名前を覚えています。そして毎年、霧は濃くなり、痛みは強くなり、主治医の答えはいつも一つでした。 「量を調整してみましょう」
そして、危険な領域に入りました。
夜中の2時、夫が浴室の床に倒れている私を見つけました。夜の薬を飲んだあと、水を取りに起きたのです。 倒れた記憶はありません。
それから「念のため」と寝室のドアを開けて眠るようになりました。夫も深く眠れなくなりました。
でも、どん底はそこではありませんでした。どん底は三週間後に来ました。
夕食を作り始め、煮ているあいだに夜の薬を飲み、気がついたら朝6時、ソファの上。コンロはつけっぱなしでした。
10歳の娘がキッチンの入口に立ち、携帯を手に、お父さんに電話したほうがいいか聞いていました。
その顔を見て、分かりました。 今ここで終わらせるか、私がニュースの見出しになるか。
叔母は同じ種類の薬を22年間飲んでいました。通院した日、家に帰ってきませんでした。
その量ではめまいがすると、叔母は何か月も母に言っていました。けれどリウマチ専門医は、こう言い続けました。 「線維筋痛症のせいでしょう」 クリニックの駐車場を出て、三区画先でハンドルを握ったまま意識を失い、センターラインを越えました。 叔母は助かりませんでした。
叔母が飲んでいたのは、 私と同じ系統の薬 でした。その錠剤を飲むたびに考えます。あの朝の叔母とまったく同じ状態で、私は何度自分の子どもを学校へ送っただろう、と。
「時間がない。しかも私は、叔母をあの車に乗せたのと同じ薬を飲んでいる」
— 橋本 麻衣子、神奈川県郊外睡眠専門の神経内科医が、ようやく本当のことを教えてくれました。
線維筋痛症の患者会の掲示板で、埋もれていた投稿を見つけました。同じ診断を受けた50代の女性が、睡眠検査の結果を貼り、その上に一行だけ書いていました。 リウマチ科の先生が一度も説明してくれなかったのは、これです。
その数値は診断当時から5倍以上になっていました。担当医は、彼女が結果を読み違えていると言ったそうです。
投稿には、自分では鎮静薬を飲まないという睡眠の専門医のことが書かれていました。
森田 綾子 医師
睡眠専門医・神経内科医。臨床歴 15年 。そのほとんどの期間、私のような患者に鎮静薬と睡眠薬を処方してきました。
そして47歳のとき、自身が線維筋痛症を発症します。彼女は、 飲むことを拒みました 。何千人もの患者に処方してきた、その系統の薬を。
「睡眠の構造に関するデータを15年間読んできました。あの系統の薬が三年目以降に何をするか、正確に知っていました。 それを自分の体にするつもりは、ありませんでした」"
コンロの一件の翌日、私は彼女の診察室に入りました。8年分の薬歴を机に置いて、こう言いました。
「8年間、リウマチ科に言われたことは全部やりました。それなのに悪化しています。叔母は同じ系統の薬を飲んでいて、交通事故で亡くなりました。実際に何が起きているのか教えてください。でなければ、教えてくれる人を探します」
8年間で初めて、正直な言葉が返ってきました。
「麻衣子さん、リリカは痛みの信号を抑えます。その副産物として眠気が来る。でも“眠い”と“休めている”は別物です。あなたの脳は、何年も本当の深い睡眠をとっていません」
二週間後、数値がそれを証明しました。
結果は、 9分 の深い睡眠。ベッドにいた8時間のうち、です。
リリカが実際に脳に何をしているのか。
修復の時間帯
脳が最も重い修復作業を行うのは、一晩におよそ 47分間 の深い睡眠のあいだです。この時間帯に、脳の夜間クリーンアップが働き、成長ホルモンが一日で最大の分泌を起こし、炎症マーカーが基準値へ戻ります。
プレガバリンは神経の信号を抑えて痛みを和らげます。ただし、その同じ作用が眠気だけをもたらし、本当の深い睡眠は生みません。時間だけが記録され、修復は起こらないのです。
年を追うごとに、修復されない損傷が積み上がります。それが、毎朝消えない 痛み です。そして、晴れることのない 霧 です。
三つの仕組みが同時に崩れる
深い睡眠がなければ成長ホルモンの波も来ません。筋肉と結合組織の昨日の微細な損傷が明日も残り、積み重なっていきます。
夜間の炎症リセットは深い睡眠のときにしか起きません。そこを飛ばすと、炎症マーカーは毎日少しずつ上がっていきます。
深い睡眠は、神経系が痛みの信号にどれだけ敏感かを調整し直します。それがないと、普通の感覚まで痛みとして登録され始めます。
私が処方されていた薬は、そのどれ一つとして、これらを直すために作られてはいませんでした。
「本当の修復は売っていません」と彼女は言いました。 「売っているのは、感覚の麻痺です」
「睡眠トラッカーには数字が残ります。でも深さが抜け落ちている。体が自分を修復するか、さらに遅れをとるか、その分かれ目は深さにしかありません」
「処方を一回もらうたびに、体に必要な47分が得られない月が一つ増えていきます」
「この循環を15年見てきました。これは医療ではありません。 そのやり方で管理するほど悪化する問題の上に建てられた、依存の装置です」"
— 森田 綾子 医師/睡眠専門医・神経内科医・臨床歴15年
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森田医師は、 臨床研究 の印刷物を渡して言いました。「これを読んでください。そのうえで、ご自分で決めてください」
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合成メラトニンで体を満たすのではなく、体が自分でつくるために必要な材料を戻します。抑制もなく、依存もありません。
炎症というノイズを下げる
アントシアニン が炎症マーカーを下げます。そのノイズが下がると、深い睡眠に入るよう脳に伝える信号が、ふたたび正しく届くようになります。
修復の時間帯を作り直す
メラトニンをつくる力が戻り、 炎症が下がれば、脳はようやく深い段階に戻れます。どの鎮静薬も飛ばしてきた、あの段階です。
この三つの経路すべてに共通して出てきた素材が一つありました。薬ではありません。混合サプリでもありません。メラトニンでもありません。
モンモランシー種のタルトチェリーです。 ただし、スーパーで売っているジュースではありません。
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臨床研究で使われたのは、 低温抽出・規格化された濃縮物でした。ジュースでも、加熱乾燥の粉末でもありません。睡眠ポリグラフ検査を用いた研究では、 睡眠時間の測定可能な延長 がこの抽出法で確認されています。
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週ごとに、何が起きたか。
劇的ではありません。ただ、 いつもより少しだけ楽に 寝つけた、それだけです。期待しすぎないようにしていました。
目が覚めて気づきました。 一度も時計を見ていなかった 、その一週間。思い出せないほど久しぶりのことでした。
先に言ったのは夫でした。「今日、何かに笑ってたね。本当に笑ってた」。朝のこわばりは残っていましたが、 やわらかくなっていました.
森田医師が、最初に深い睡眠9分と出たのと同じ睡眠検査をもう一度行いました。今回は、 45分。「何をしているにせよ」と彼女は言いました。「それを続けてください」
私だけではありません。


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